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女性委員会とはなーに!!
大阪労山女性委員長 笠井ふみ子

女性委員会ってなぁ~に?
山の世界では、男も女もない世界です。それなのに、なぜ女性委員会が必要なのだろう…と
思っている人は多いのではないでしょうか…

はるか昔、女性委員会は結婚しても子供が出来ても山登りと謳い、生涯登山を目指していました。
女性のリーダーが育たなかったり、結婚・子育てに忙しく趣味の世界が遠くなったりと多くの
課題が有り、山で活躍するのはむずかしかった時代がありました。近年、女性に多少の経済力が
付くとともに、女性の自立などクリアできることも多くなり、一気に中高年登山者が登場する中で
労山の女性の会員は今や半数を超える状況になっています。

そんな中で、中高年女性登山者の事故率が高くなってきています。事故のない健康で生き生きと
した登山生活の為に、女性委員会は万一事故が起きたらと救急時の応急手当の研修から始まり、
登山はスポーツとして位置づけ、今は健康な体づくりで事故のない山行を目指し
「山筋ゴーゴー体操」の普及に取り組んでいます。この事は男や女、中高年登山者だけでなく
若い世代も必要な体力つくりにつなげていく活動だと思っています。

女性委員会では、今年も女性の為の登山教室・近畿ブロック搬出訓練での応急手当から始まり、
交流山行・こども冒険学校協力・山筋サポーター派遣・登山研究集会分科会の企画等多くの
行事を取り組み、大変ではありますが各委員が自分たちも楽しみながら行事をこなしています。

今後に向けて、事故を起こさない体力つくりや自己管理の体力づくりを考え、基礎体力・
バランスなど幅広い知識を身に付けることも大切だと考えています。大阪登山研究集会でも
石田先生をお招きして女性委員会らしい分科会になればと考えた企画も含め、山の事故や
遭難を無くすため女性委員会として何ができるのか?何をするべきか?引き続き活動の中で
考えていこうと思っています



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